2014年10月21日9:00
米国の銀行口座情報やカード情報を狙ったハッキングが猛威をふるっている。JPモルガンチェイスは、この夏、サイバーアタックで7,600万件の個人口座情報と、700万件のスモールビジネスデータが盗みとられたと発表した。
大手小売のターゲットでは4,000万件のカード情報、ホームデポでは5,600万件のカード情報が被害にあっている。
ただ、チェイスと大手小売では立場がちがう。チェイスは米国を代表するメガバンク。金融機関としてデータブリーチはあってはならないことなのである。チェイスへのアタックは6月からはじまり、7月まで発見されなかった。
チェイスの大量データがテロ組織にわたったとしたらどうだろう。サーバーを乗っとられたとしたらどうだろう。銀行機能が崩壊し、経済は大混乱をきたす。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。