2015年10月10日9:00
リテールバンキングの信頼度と利便性をはかる指標は、預金獲得高であろう。米国FDIC(連邦預金保険公社)は2015年6月末までの1年間の預金獲得高を発表した。米国の全銀行の預金獲得高は1.1兆ドルだった。
1位に輝いたのはJPモルガンチェイス。1年間で510億ドル(6兆円強)を獲得した。3年連続の首位である。過去5年間では4,780億ドルを獲得している。
預金残高では、JPモルガンチェイスはニューヨーク、シカゴ、ヒューストンで首位。ダラスでは2位、ロサンゼルスでは3位となっている。
JPモルガンチェイスは、デジタル時代に合わせた先進的な支店や、ビデオシステムによるアドバイス、モバイルバンキングなどを積極的に進めている。