2014年11月5日1:17
ヤマトフィナンシャル(YFC)は、複数の電子マネーを1台の端末で決済できる「マルチ電子マネー決済端末」のレンタルサービスを開始すると発表した。電源と携帯電話網があれば利用が可能な、マルチ電子マネー決済端末を最短1週間からレンタルで提供することにより、短期開催されるイベント会場等の物品販売における電子マネー決済を可能にした。
事業者のメリットとしては、物品販売時の行列が軽減され、販売回転率の向上による売上増加が見込めるという。また、電源と携帯電話網があれば導入可能なため、屋外での利用も可能だ。さらに、端末の操作が簡易で、経験や専門知識がなくても導入後すぐに利用できる。さらに、YFCが窓口となり、各電子マネー事業者との契約・精算を一本化。そのほか、現金払いと比較して、経理業務が軽減でき、決済金額は、最短5営業日で精算可能だ。
一方、購入者は、国内主要電子マネー12ブランドに対応しており、利用したい電子マネーブランドが選択できるメリットもある。また、電子マネーのポイント付与も受けられるため、現金での支払いよりもお得感があるという。
YFCでは、イベント会場での物品販売や会場入場料の精算等、短期利用の決済シーンや、固定の通信回線を用意できないため現金支払が主流となっている場所での利用に効果を発揮すると期待している。