2016年8月5日9:04
ヤマトホールディングス傘下のヤマトフィナンシャル(YFC)は、複数の電子マネーを1台の端末で決済できる「マルチ電子マネー決済端末」のレンタルサービス導入を拡大すると発表した。
対応する電子マネーは、「nanaco」「楽天Edy」「WAON」交通系電子マネー(「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOICA」「manaca」「ICOCA」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」)となる。端末利用料は、1台あたり週5,000円、月8,000円、同時に複数台利用の場合、2台目以降は週3,500円、月6,000円となる。なお、決済手数料は1件あたり決済金額の4%。
2014年のレンタルサービス開始以降、販売が順調に推移していることに加えて、「FUJI ROCK FESTIVAL」や「肉フェス」「まんパク」「激辛グルメ祭り」「ガーリックパラダイス」などで導入が広がっているという。特に「FUJI ROCK FESTIVAL」では2014年には12台の導入台数だったが、2015年には33台、今年2016年には133台と10倍となり、現金授受の負担や行列を軽減したほか、90分待ちの行列ができると言われている「肉フェス」でも2014年から端末を導入してもらい、食券を買う待ち時間ゼロ、商品を受け取るまでの時間半減を実現した。
今後もイベント主催者や購入者の会場内での決済シーンにおける利便性をさらに高めるため、さまざまなジャンルのイベントに対して提案を進めていく。