2015年1月7日7:00米国の国際送金サービス大手 MoneyGramの取り組みは?世界200カ国でサービスを提供し、国内ではSBIレミットと提携
米国の国際送金サービス大手MoneyGram International, Incは、世界第2位の送金事業者で、国内ではSBIレミットと提携してサービスを提供している。SBIレミットでは、インターネットを主要チャネルとした国際送金サービスを展開。MoneyGramの国際送金サービスの取り組みについて、エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント,US&Canada のPeter Ohser氏に話を聞いた。
世界34万7,000店舗と提携し、送金サービスを展開
提携先にあわせさまざまな送金方法を提供
――まずは貴社サービスについてお聞かせください。Peter Ohser:
MoneyGramは、国際送金ビジネスにおいて2番目に大きい会社で、約200カ国で34万7,000店舗と提携し、多数の送金方法を提供しています。
――サービスの特長についてお聞かせください。
Peter Ohser:簡単で、便利なことです。そして、スピード(速さ)です。MoneyGramはテクノロジを利用した業界に強く、米国ではウォルマート、イギリスではテスコ、中国では中国銀行等と取引をしています。
――現在の展開している市場についてはいかがでしょうか?
Peter Ohser:市場としては米国が圧倒的なシェアを占め、サウジアラビアが2番目に大きな市場となります。また、東ヨーロッパやアフリカも伸びています。弊社にはソフトウェアのプラットフォームがあり、PCやキオスクデバイスの対応が可能です。提携先にあわせて、いろいろな送金方法に対応したシステムを提供できます。
日本ではSBIレミットがオンラインを中心にサービスを提供
南アジア、ラテンアメリカ、ブラジルの成長に期待
――日本市場についての成果についてお聞かせください。Peter Ohser:
日本では、2010年冬から、SBIレミットとオンラインで提携していますが、顧客側とクライアント側がセキュリティを担保した状態で送金サービスを行えるシステムを提供できます。
――今後伸ばしていきたい市場についてはいかがでしょうか?また、目標についてお聞かせください。
Peter Ohser:南アジア、ラテンアメリカ、ブラジルの3つです。ブラジルはこれまで入金が多かったですが、これからは送金先としても発展していくと考えています。今後の目標として、モバイル等における個人の送金サービスを広げ、2017年の15~20%の売上シェアにしていきたいですね。
※取材は2014年11月2~5日まで開催の「Money20/20」にて