2015年3月2日9:00
中国の中央銀行である中国人民銀行は、2014年のクレジットカード未収額が62億ドル(7,000億円超)になると発表した。前年比42%増という劣悪な状況だ。
そのうち6カ月延滞は16.9億ドル(2,000億円)になる。原因の多くがクレジットカードの使いすぎ。ショッピングに夢中になって、返済できない人が増えている。
中国の景気は減速傾向にあるが、クレジットカード未収問題が中国の金融リスクに加わった。中国の融資会社2014年末の不良債権率は過去5年で最高の1.6%になっている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。