2015年3月4日22:42
バリューデザインは、2015年3月4日から、71店舗のドラッグストア・調剤薬局を展開するサンキュードラッグに、クラウド型電子マネー発行システム「バリューカードASPサービス」を提供したと発表した。
新たに発行する「マリカ」は、個人情報の入力が必須となっており、ポイントカード会員の性・年代から詳細なID-POSデータが取得できる小銭いらずの便利なプリペイドカードであるという。年間30万枚、電子マネー100億円の発行を目指すそうだ。
サンキュードラッグではこれまで、ポイントカードを運用してきたが、利用額に対してだけでなく入金に対してもポイントを付与することで、よりお得で便利なポイントカードとなっているそうだ。また、今回のカードリニューアルを機に、会員の「年齢・お住まい地域の情報取得」を強化し、ID-POSを活用したより効率的かつ効果的な販促活動につなげる予定だ。さらに、サンキュードラッグでは、高齢者にやさしいドラッグストアを目指しており、煩わしい小銭の取り扱いがいらなくなるプリペイドカードに期待をしている。
「マリカ」は、レギュラー会員、シルバー会員、ゴールド会員、プラチナ会員と4段階のランクがあり、年間利用額に応じて次年度のランクが決まり、使えば使うほどお得な設計となっている。
入金時は、カードランクに限らず、1,000円入金ごとに5ポイント付与され、利用時は、200円ごとに、レギュラー会員1ポイント、シルバー会員1.2ポイント、ゴールド会員1.6ポイント、プラチナ会員2ポイントが付与される。
マリカの導入にともない、これまでの社員証を廃止し、従業員用マリカと社員証の一体型カードを導入した。社員は、福利厚生の一環で、自社カードであるマリカを利用することで割引価格が適用される。また、カード表面にはカラーカードプリンタで写真等を印刷し、これまでと同様に社員証としての機能も併せ持っているという。