2015年8月20日13:14
ジェムアルトは、米国大手デビット・ネットワーク・プロバイダから構成されるコンソーシアムである、Debit Network Alliance(DNA)にEMV コンサルティングサービスを提供すると発表した。
DNA の創設メンバーである AFFN、ATH、CO-OP Financial Services、Jeanie、NETS、 NYCE、Presto!、PULSE、SHAZAM、STARは、デビット決済で相互運用可能なチップ技術の採用に向け、共同で取り組みを進めてきた。
ジェムアルトのEMV AllynisコンサルティングサービスはEMV展開の促進を目的としており、Debit Network Allianceの事業計画から製品の市場投入までの期間を大幅に短縮可能であるという。ジェムアルトのコンサルタントは、カード、決済端末、パーソナライゼーションに対する詳細要件を提案し、それを展開したという。
カード詐欺による被害額は、米国だけで年間86億ドルにのぼると推計されているが、EMV 導入により、偽造カードが POS 端末で不正使用される被害を大幅に削減できると期待されている。ジェムアルトのコンサルティング・エキスパートは金融機関とともに、現在のニーズを満たすよう、デビットカードやクレジットカードに搭載されるチップのプロファイルを定義している。またジェムアルトは、米国で大規模なEMV拠点を有しており、移行プロセスを簡素化するためにEMVカード発行やフルフィルメント・サービスも提供するそうだ。