2015年8月31日17:36
三菱UFJニコスはこのほど、ジャパンミートグループの花正が運営する食品スーパー「肉のハナマサ」に、訪日外国人向けの外貨建てによるカード決済サービス「DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)決済サービス」導入を決め、2015年9月1日に銀座店と新川店でその取り扱いを開始すると発表した。
「肉のハナマサ」は、都心部を中心に首都圏で55店舗(フランチャイズ店含む)を展開する食品スーパー。同社では、昨今急増している訪日外国人のサービス拡充を目的に、免税店舗であり都心の好立地に位置する2店(銀座、新川)への「DCC決済サービス」導入を決めたという。なお、同社は今後、免税店舗を中心に同サービスの取り扱い店舗を順次拡大していく予定だ。
「DCC決済サービス」は、日本国内において海外発行カード(VisaとMasterCard)による外貨建てでの決済を可能とする仕組みで、三菱UFJニコス運用のクラウド型マルチ決済システム「J‐Mups(ジェイマップス)」導入加盟店で利用可能だ。これにより、訪日外国人は店頭で「自国通貨建て」での支払いを選べば、為替変動を心配することなく、支払い金額を確定できる。なお、対応通貨は、米ドル、韓国ウォン、豪ドル、台湾ドル、ユーロなど19通貨となる。
「肉のハナマサ」はすでに直営全50店で「J‐Mups」を採用し、クレジットカードをはじめ、銀聯カード、交通系電子マネー、iD、QUICPayなど、来店客の多彩な決済ニーズに対応している。また、同社は新たに電子マネー「楽天Edy」の導入も決めており、9月1日に直営全店で取り扱いを開始する予定だ。