2015年12月15日22:11
静銀ディーシーカードと三菱UFJニコスは、このほど2015年12月14日開業の「箱根西麓・三島大吊橋(愛称:三島スカイウォーク)」に隣接する付帯施設全店にクラウド型マルチ決済システム「J-Mups(ジェイマップス)」を導入し、開業からその取り扱いを開始したと発表した。
三島スカイウォークは国内最長(全長400メートル)の歩行者専用つり橋で、フジコーが運営している。橋の上からは、富士山をはじめ駿河湾、伊豆の山々などが一望できる。同社は隣接する商業施設も運営しており、国内外からの利用客のキャッシュレス決済に対応するため、渡橋料金や各施設での飲食代、お土産などの購入代金の支払いに、このほど「J-Mups」の導入を決めたという。
提供する決済サービスは、クレジットカードと銀聯カード、電子マネー(交通系、楽天Edy等)で、訪日外国人向けの外貨建てによるカード決済サービス「DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)決済サービス」も取り扱う。利用客は渡橋料金のほか、カフェや軽食、お土産などの物販店で支払いが可能だ。
なお、「DCC決済サービス」は、日本国内において海外発行カード(VisaとMasterCard)による外貨建てでの決済を可能とする仕組みとなり、米ドル、韓国ウォン、豪ドル、台湾ドル、ユーロなど19通貨に対応する。これにより、訪日外国人は店頭で「自国通貨建て」での支払いを選べば、為替変動を心配することなく、支払い金額を確定できるという。