2015年12月22日8:30
JR東日本とビューカードは、2015年12月21日、東京駅八重洲中央口グランルーフ1階に、「ビューゴールドプラスカード」会員やグランクラスを利用する人等を対象としたラウンジ「ビューゴールドラウンジ」を開設した。
同ラウンジは、東京駅の歴史・先進性をイメージした空間を意識して作られた。丸の内ドーム天井のレリーフをリデザインした細工を施した内装や調度品が特徴となっている。
八重洲はオフィスやビルのある先進性のあるエリアであるため、幾何学模様のカーテンを採用し、先進的な中にもやわらかい広さを感じられるインテリアを意識したそうだ。
また、レールの形、八重洲の「八」を表現したもの、丸の内ドーム天井のデザインをしたテーブルなど、計34席を用意した。
営業時間は8時~18時(年中無休)。利用対象者は下記のとおり。
・「ビューゴールドプラスカード」会員で当日東京駅発の新幹線・特急のグリーン車を利用する人
・「ラウンジ利用券」を持つ人
・当日東京駅発の「グランクラス」を利用する人
・上記の同伴者等
新聞・雑誌、無線LAN、クロークなどが用意されており、利用時間は、当日乗車になる新幹線・特急列車の出発予定時刻の90分前からとなる。「ラウンジ利用券」を利用する人はラウンジ入室から90分以内使用できる。利用料は無料となるが、同伴者は3,000円(税抜)が必要となる。
コーヒーや紅茶、ジュース類などソフトドリンク、軽菓子類も無料で用意されているが、セルフではなく利用者に注文を伺いサービスを提供するのが特徴となっている。
サービスの監修および運営は、東京駅にある「ホテルメトロポリタン丸の内」を運営する日本ホテルが担う。
JR東日本では、2011年3月の東北新幹線開業時に、新幹線初のファーストクラスである「グランクラス」を導入した。グリーン車よりもゆとりのある空間を利用でき、北陸新幹線開業の際にも導入している。今後は北海道新幹線でもグランクロスを導入する予定だ。今回のラウンジについても、駅での待ち時間についてもゆとりある空間を提供してほしいという声をもらいオープンしたそうだ。ビューカード 常務取締役 小野伸司氏は、「旅やビジネスの初めにゆったりとした時間を過ごしていただきたい」と説明した。
また、JR東日本IT・Suica事業本部 業務推進部 カード戦略グループ 副課長 平松亮氏は、「今後も高級かつゆとりあるサービスを提供することでお客様の期待に応えていきたい」と意気込みを見せた。