2016年2月3日18:45
ジェムアルトと、金融市場でブロックチェーンおよび分散型台帳技術を活用する先駆的企業であるSymbiontは、金融サービス機関がスマートコントラクトおよびその他のブロックチェーンベースの取引を実行できるように協業していることを発表した。同パートナーシップに基づき、Symbiontは、ジェムアルトの「SafeNet HSM(ハードウェア セキュリティモジュール)」を活用して、ブロックチェーンIDと取引を保護し、窃盗、偽造、その他の不正行為を防止するという。
ブロックチェーンは、P2P型の金融ネットワークで取引の実行を可能にする技術で、各取引相手に直接取引権限を付与する分散型台帳としての役割を果たす。Symbiontプラットフォームはブロックチェーンを活用し、金融機関および投資家が、暗号化されたP2Pネットワークでさまざまな金融商品をより効率的に発行、管理、取引できるようにする。Smart Securitesとして知られるこれらの商品は、自力執行権があり、自己実行型の契約書で、従来の仲介取引と比較して、コストと時間効率性に優れているという。Symbiont とジェムアルトのSafeNet HSMの統合により、高いレベルの規制順守を確立し、暗号化された個人が承認した取引と、その個人の真正性を保証するそうだ。