2016年5月31日8:30
イオンと高砂市は2016年5月30日、「WAON発行に関わる業務提携」を締結し、イオンが発行するご当地WAON「高砂結びのWAON」を活用し、同年9月1日より同市が開始する予定の「高砂にこにこポイント制度」の認定カードとして、高砂市民及び高砂市内在勤者を対象に、8月下旬より限定配布すると発表した。初年度3万枚の配布を目指す。
「高砂結びのWAON」は、イオンの電子マネー「WAON」としての機能に加えて、同カードを活用した「高砂にこにこポイント制度」を9月1日より開始する。同制度は、高砂にこにこポイント制度事務局が、イオンおよびイオングループのフェリカポケットマーケティングと連携し実施する高砂市内限定のポイントサービスで、市民の健康寿命の延伸、移住・定住対策、市政への参画の促進、文化・スポーツの振興及び商業の活性化に取り組み、市民がいつもにこにこ笑顔で暮らせるまちづくりを目指すものとなる。
「高砂結びのWAON」の表面には謡曲「高砂」ゆかりの地の象徴として縁起の良い結びきりの水引を、裏面には白砂青松で知られる高砂の浜の風景と謡曲「高砂」の歌詞をデザインした。
また、10月より、通常のご当地WAON「高砂結びのWAON」として近畿エリア(兵庫県除く)の「イオン」「マックスバリュ」などで販売する予定だ。
ご当地WAONは、「WAON」の一種で、地域社会に貢献するという企業理念に基づき、2009年から発行を開始している。「高砂結びのWAON」を含め、これまで109券種が発行されている。当該WAONの利用金額の一部をイオンが自治体やNPO法人などに寄付し、地域の環境保全や観光振興などに役立ててもらう仕組みが、「日々の買物を通じて社会貢献したい」という観点から高い評価を得ているという。