2013年5月30日18:05
全国159地域で地域情報サイト「まいぷれ」を運営するフューチャーリンクネットワーク(FLN)は、フェリカポケットマーケティングが提供する複数サービスを一枚のカードに集約できるICカードアプリケーション「FeliCaポケット」を活用し、地域共通ポイントサービス「まいぷれポイント(愛称:まいポ)」を、2013年6月1日に千葉県船橋市で開始すると発表した。
「まいポ」は、地域の個人商店を中心に加盟店を募り、共通のICカード、端末を利用して、共通ポイントを発行・使用できるサービスとなる。2012年8月1日に山陰地方(出雲エリア、松江エリア、米子エリア)の約450店舗の加盟店でサービスをスタートしており、今回、千葉県船橋市内の加盟店を募集することとなった。
また、地域店舗の商業販促ポイントとしての利用だけではなく、市民活動団体と連携したボランティア活動、自治体と連携した行政施策や公共施設、など地域のさまざまな団体・活動へと利用場面を広げ、「地域コミュニティポイント」「地域通貨」としての役割を担うことを目指す。
6月1日のサービススタート時点で、民間図書館を運営するNPO団体「情報ステーション」、船橋市内で小松菜を生産する「JAちば東葛 西船橋葉物共販組合」との提携が決定しており、5月にはそれぞれの団体と共同PRイベントも実施している。
同サービスは、非接触IC規格「FeliCa」上で、複数サービスを一枚のカードに集約できる「FeliCaポケット」を活用し、同機能を採用しているイオンリテールが発行する「ご当地WAON」、JR東日本が発行する「Suica」、パスモが発行する「PASMO」、モバイルのICサービス「おサイフケータイ」でも、まいぷれポイント機能が利用可能となっている。また、サービス登録などの手続きが必要なく、すでに手持ちのカード・媒体でサービスを利用することができることで、新規サービス参加が容易になり、短期間でのユーザー獲得ができるという。