2016年6月14日14:13
メガネスーパーは、オムニチャネル推進の一環として、実店舗と自社ECサイト「メガネスーパー公式通販サイト」の顧客データを統合したと発表した。
メガネスーパーは「眼から元気に!」を基本コンセプトに、「眼の健康寿命」を延ばすために必要なあらゆる解決策を提供する企業として「アイケアカンパニー宣言」を掲げ、各種商品・サービスを展開している。その商品・サービスを、実店舗とECサイトのそれぞれの特徴や利便性を活かして顧客に提供していくためにオムニチャネル戦略を推進している。
このほど、その第1ステージとして、実店舗と自社ECサイトの顧客データ統合を実施。販売チャネルが多様化する中で、EC事業の強化、オムニチャネルの推進が注目されている昨今だが、日本国内の小売業界で、実店舗とECサイトの顧客データ統合・連携を実施している企業はわずかで、今回の取り組みは先進的な事例となるそうだ。
例えば、実店舗ではアイケアの観点で、前回購入したメガネやコンタクトレンズの商品や度数データを基にして、今回の商品を提案することがある。今後は、実店舗で自社ECサイトの顧客情報・購入履歴の照会が可能になるため、利用者が増加しているECサイトの利用者に対しても、よりスムーズかつ適切な商品の案内が可能になるという。
また、実店舗のポイントカード会員が、自社ECサイトで会員登録する際の入力の手間を省き、会員登録ができるようになった。
なお、メガネスーパーの自社ECサイトの2016年4月期の売上は前年比145%、受注客数は前年比154%と成長を続けており、今後も自社ECサイトのシステム改修や新たなツール・サービスの導入、オムニチャネル推進の取り組みを予定しているそうだ。