2016年7月6日9:00
Visa、MasterCardについでAmexもEMV(ICカード)の処理スピードをアップするソリューションを発表した。
米国では2015年10月からライアビリティシフトでカードのEMV化とマーチャント決済端末のEMV対応が義務づけられた。しかし、従来の磁気カードに比べ、EMVの処理スピードがあまりにも遅いことから国際ブランドにクレームがあがっていた。
ウォルマート関係者によると、磁気カードは2秒だが、EMVカードになって18秒もかかったという。これではレジが停滞し、顧客の不満がつのる。
この声に押され、Amexはクイックチップ(Quick Chip)というソリューションを開発した。マーチャントは既存端末にクイックチップのソフトウェアをダウンロードするだけでいい。
Visaのソリューションも同名のクイックチップ、MasterCardのソリューションはM/Chip Fastである。