2016年10月12日15:07
テュフズードザクタは、「EMV Mobile Level 1 Phase 2」の試験機関としてEMVCoから認定を受け、同試験のサービスを開始した。これにより、アナログ試験・デジタル試験に加え、パフォーマンス試験、互換性試験もあわせPhase 2のすべての試験が可能となった。
Mobile Level 1 試験はPhase 2以降、 各決済スキームの試験が不要となり、すべてEMVCoとしてUICC、Embedded Secure Element (eSE)、HCEの各方式での試験が実施されることになる。
EMV Mobile Level 1 Phase 2試験の開始により、モバイル製品ベンダーは応答時間だけでなく、世界中の支払い端末との互換性の確認がテュフズードザクタで可能になる。テュフズードザクタでは試験システムの自動化を集中的に進めており、試験期間の短縮により、ベンダーは新製品をより早くマーケットに投入できるようになるという。
テュフズードザクタはアジアで初めてのEMVCo認定試験所となり、国内の決済システム市場で15年を超える経験を有している。現在は電波暗室やシールドルームを備えた試験設備を持ち、ワンストップでの試験サービスを提供できるように努めているそうだ。