2016年12月27日16:53
ビザ・ワールドワイド(Visa)は、2016年11月、ミレニアル世代18歳‐34歳の男女850名を対象に、「お金に関する調査」を実施した。調査は、Visaの委託を受け、楽天リサーチが行った。
まず、2017年に始めたいことについて尋ねたところ、1位が貯蓄(41%)、2位に節約(34%)、3位に健康管理(30%)が並ぶ結果になった(図1参照)。2016年には32%が「貯蓄はできなかった」と回答したミレニアル世代でしたが、貯蓄への関心は非常に高く、現在も貯金するために「無理せずに節約をする(42%)」、「手数料のかかるATMを使わない(41%)」「カードのポイントやマイル、キャッシュバックを効率よく活用する(29%)」「財布の中を整理整頓する(25%)」など日常生活の中で実践できることで出費を抑えている様子がうかがえる。
貯蓄に関して詳細に調査結果を分析したところ、銀行口座残高を「明確に把握している」と回答した“残高見えている派”は、73%が2016年に貯金ができたことが判明。さらに“残高見えている派”は合計すると100万円以上の貯金がある回答者が半数以上に上ることが分かった。内訳は、現在の貯蓄総額が100万円~500万円未満が32%、500万円~1000万円未満が11%、1000万円以上が9%という結果だった。一方、銀行口座残高を「あまり把握していない」「把握していない」と回答した“残高見えていない派”の61%が2016年に「貯金はできなかった」と回答。“残高見えていない派”は、貯蓄総額も100万円未満が76%と”残高見えている派”の半数以上が100万以上の貯蓄があると回答したのに比べて大きな差が見られる結果となった。
“残高見えている派”のお金の管理方法に注目すると、1位は「銀行口座の通帳で確認(56%)」、2位が「クレジットカードやデビットカードの利用明細で確認(53%)」と回答。また“残高見えている派”の残高確認方法について尋ねたところ、毎月1回以上行う方法は「通帳記入(65%)」「ATMの残高確認(64%)」「ATMで現金引き出し時の明細(64%)」が多い結果になった。加えて、「スマートフォンのオンラインバンキング」と「パソコンのオンラインバンキング」で毎月1回以上行う割合はそれぞれ36%と35%で、ATMでの残高確認に加え、ネットを活用した方法も利用されていることが分かった。