2010年9月20日9:00
米国では新クレジットカード法によって、消費者保護の観点からギフトカードの規制が強化された。これを受けて、各カード発行会社はギフトカードの商品性を見直している。
ウェルズファーゴもその一社。ギフトカードの月間サービス費用とチャージ資金の有効期限を撤廃した。
従来月間サービス費用は2.5ドルで、カード利用後12カ月から課金していたが、これを廃止した。
カードの有効期限も4年から7年に延長、チャージ資金の有効期限はなくした。顧客が望めばプラスチックカードの有効期限後でもその資金を違うカードに無料で引継ぐことができるようにした。
ウェルズファーゴのギフトカードには500ドルまでチャージ可能で、購入には3.95ドルかかる。
従来額面500ドルのギフトカードでもオンラインで受け手に贈ることができたが、今後は100ドルまでのカードしか贈れないようになる。
100ドルを超えるギフトカードは購入者に送付され、購入者が受け手に送付なり手渡しで贈るようになる。
このギフトカードはATMの利用は不可。海外利用もできない。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。