2017年4月26日18:33
イオンは、2007年4月から開始したイオンの電子マネー「WAON」が今年で10周年を迎えたが、累計発行枚数は約6,450万枚、年間利用金額は2兆円を超え、利用箇所は28万7,000箇所まで拡大したと発表した。
2009年には、地域経済の活性化や観光振興、子育て支援などに役立ててもらうことを目的に、利用金額の一部を自治体などに寄付する「ご当地WAON」の発行を開始。観光名所やマスコットキャラクターなど、地域色溢れるデザインで地域在住者を中心に利用され、これまでに全国で130種類を発行し、自治体等と提携して発行する電子マネーとしては国内最多の累計寄付額総額9億8,414万円になったという。
また地域の商店街との連携により、地域ポイントカードや地域内で流通する通貨として活用されており、モールウォーキングなどでのポイント付与の仕組みも開発した。
たとえば、「山形さくらんぼWAON」は、2017年3月末現在、8万2,702枚が発行されている。2011年の発行から累計約1,800万円の寄付金をイオンが山形県に寄付しており、2013年より毎年、やまがた社会貢献基金協働助成事業として、県内の次世代を担う子どもの健全な育成活動に役立ててもらっている。2016年は、県内の子どもなどを対象にお年寄りの経験や知恵を借りての伝統料理を学ぶなどのさまざまな教室開催や、大自然の中での宿泊体験や、認知症サポーター養成講座開催に役立てられた。
また、「とまチョップWAON」は、2017年3月末現在、2万5,212枚が発行されている。 苫小牧市の魅力を強化し、暮らしやすいまちづくりを促進するため、地域ポイント「とまチョップポイント」を活用し、地域の一層の経済活性化を図るという。「とまチョップポイント」は、苫小牧市商店街振興組合連合会が運営する地域活性化を目的としたポイントサービスとなる。また同市では、社会貢献活動やウォーキングなどの健康増進活動などにポイントを付与するサービス提供にも、同カードを活用している。
なお、イオンでは、電子マネー「WAON」10周年を記念して、4月28日~5月21日までキャンペーンを実施する。期間中、Webサイト「WAONメンバーズ」でエントリーし、WAONへチャージした人は、期間中のチャージ金額合計5,000円(合算可)ごとに1回抽選ができる。抽選では1万1,200名に電子マネーWAONポイントが当たるという。