2017年5月22日16:53
NECプラットフォームズは、2017年5月22日、外食業の店舗・本部トータルパッケージ「FoodFrontia(フードフロンティア)」の新たなシステムとして、オーダリングシステムの新製品を発売開始すると発表した。NECプラットフォームズは、同システムを今後3年間で2万店舗に導入する計画だ。
同パッケージの特徴として、ハンディターミナルの液晶は、解像度向上(WVGA)、スワイプ機能採用により見やすさ、使いやすさを強化した。また、耐薬品性、落下耐久性(6面4角1.5m)など、外食店舗が要求する厳しい耐環境性能を実現しているそうだ。さらに、ユニバーサルデザインを考慮したGUIにより、店舗フロア担当者の国籍・年齢等の多様化に対応し、教育時間やコストを削減するという。
また、ハンディターミナルに実装されたNFC、Bluetoothを使って、来店顧客のスマートフォン連携によるサービス強化や、テーブル情報の読み取り、レシート出力等による店舗業務の効率化、生産性向上を目指したそうだ。
さらに、キッチンプリンタはさらなる小型化による設置性と、液晶パネルのカラー化による操作ガイド表示や警告表示(紙なし・紙詰まり等)の視認性を向上させている。
そのほか、オーダリング用の無線LANシステムと、店内の他ITシステムや来店顧客向けサービス・インバウンド対応に不可欠なFree Wi-Fiが共用できるため、システム投資のコストダウンが可能だ。今回新たにサポートするアクセスポイント「NA1000シリーズ」の利用により、セキュアな無線LAN環境を提供するという。
また、オーダリング専用機と同じ運用を、スマートフォンなどの汎用機でも利用可能なアプリケーションを用意。専用機と汎用機の混在も可能だ。
さらに、予約サイトやクーポン配信など、販促・マーケティングとの連動による外食店舗のオムニチャネル化に対応し、さまざまなアプリケーションベンダーと連携する。