2017年8月8日8:00
ゼンショーホールディングス傘下のゼンショー・クーカでは、2016年4月から順次、ゼンショーグループの店舗で使えるポイント給付型電子マネー「ZENSHO CooCa(ゼンショー クーカ)」を発行している。同社では、公式モバイルアプリの提供、ポイント特典の拡大などにより、顧客利便性をより向上させている。
ポイント機能と電子マネー(プリペイド)機能を搭載
会員サイト「my CooCa」への登録で貯まったポイントを利用可能に
「ZENSHO CooCa」は、すき家(券売機店舗を除く)、ココス(富山・石川・福井・岐阜・滋賀・奈良県と京都府内の店舗を除く)、はま寿司、ジ ョリーパスタ、華屋与兵衛、宝島、牛庵、いちばんで利用できるポイント給付型電子マネーだ。カードには、ポイント機能と電子マネー(プリペイド)機能が搭載されている。
ゼンショー・クーカでは、「一般的にキャッシュレス決済を利用される方が増える傾向があり、当社としても、ゼンショーグループの店舗をご利用されるお客様の利便性向上を目的として『ZENSHO CooCa』を導入しました」と説明する。
利用者は、1,000円単位で10万円までのチャージができ、利用200円(税込)ごとに1ポイントを貯めることができる。さらに、会員サイト「my CooCa(マイ クーカ)」へ登録すると貯まったポイントが100ポイント=100円で利用可能だ。カードは店頭で即時発行されており、発行手数料は無料だが、利用者は発行時に1,000円以上のチャージが求められる。
公式モバイルアプリでカードレスでの利用が可能に
「CooCa の日」を月3回に、月の利用回数に応じてボーナスポイント付与
顧客利便性の向上に向け、2017年3月19日から、毎月9日のみだった「CooCa の日」を毎月9日、19日、29日の月3日に拡大した。また、「ZENSHO CooCa」の月の利用回数に応じて、月3回以上で10ポイント、月 5 回以上で20ポイント、月9回以上で90 ポイントといったように、ボーナスポイント付与を開始した。同特典により、さらなる会員数の増加を目指す。
さらに、2017年4月27日から、「ZENSHO CooCa」の公式モバイルアプリ(iPhone 版)の提供を開始。利用者は、会計時に画面に表示されたバーコードを提示しての支払いが可能だ。これにより、顧客は店舗に来店しなくても、アプリでの新規発行が可能となる。また、手持ちのCooCa カードの登録もできるため、今後カードの持ち運びが不要だ。また、利用可能店舗の検索など、アプリならではの機能の利用も可能だ。チャージ(入金) は、クレジットカードや ApplePay で行える。
同社では、「ゼンショーグループのレストランをよくご利用される方が『ZENSHO CooCa』を使ってくださっています」と現状の利用傾向について説明する。
利便性向上を目的に電子マネーを導入
国内のApple Pay支払いも可能に
なお、ゼンショーホールディングスでは、三井住友カードと提携し、牛丼の全国チェーン店「すき家」において、「Suica」などの交通系電子マネー、「iD」、「楽天Edy」、ジェーシービーと提携し、「QUICPay」を導入している。
同社では、「一般的にキャッシュレス決済を利用される方が増える傾向があり、当社としても、ゼンショーグループの店舗をご利用されるお客様の利便性向上を目的として導入しました」と説明してくれた。支払い手段として、「Suica」、「iD」、「QUICPay」に対応しているため、2016年10月から国内でサービス開始した「Apple Pay」での支払いも可能となっている。