2017年8月23日19:20
リクルートホールディングスは、投資子会社である合同会社RSPファンド6号を通じ、ブロックチェーン技術を活用した個人認証プラットフォームを提供するShoCard, Inc.(ショーカード、本社: 米国クパチーノ)への出資を実施したと発表した。今回の出資を通じて、ブロックチェーン技術を活用した認証ソリューション事業の拡大にShoCard, Inc.と取り組んでいくという。
ShoCard, Inc.は、ユーザーが一度個人情報を登録すると、それ以降は許可された相手に対して情報の参照権限を変更できる認証プラットフォームを提供する。これを活用することで、複数の企業間での横断的な相互認証が可能なため、サービスごとの本人確認作業を省略することが可能だ。また、同社のプラットフォームは、パブリックブロックチェーンを活用する。現在、大手航空会社、政府機関、クレジット会社、銀行や他の金融機関で同プラットフォームが利用されており、今後通信、医療、自動車会社にも導入される予定だ。
なお、今回の資金調達に合わせて、同社より企業内でのID運用管理を軽減するシングルサインオンの新製品「ShoBadge」(ショーバッジ)が発表されている。