2017年10月27日9:00
ペイパルが快走している。第3四半期の取扱高は1,140億ドル。第3四半期だけで12兆円を超える取扱高を上げている。前年同期比30%と驚異的な伸びとなった。
取扱件数は19億件。前年同期比の伸びは26%だった。取扱高の伸び件数よりが大きいということは、1件あたりの利用金額が増えているということ。ペイパルに対するロイヤルティが上がっている。
9月末時点の稼働口座数は2億1,800万件。この四半期に820万件の新規口座を獲得した。これは前年同期比90%のUPで、過去最高を記録した。これを分解すると、利用者は2億件強、マーチャントは1,700万強となる。
モバイルの取扱高は400億ドルで、総取扱高に占める比率は35%となっている。伸び率は54%だ。モバイル利用口座数は7,000万件、マーチャント口座数は600万件である。
第3四半期の収益は前年同期比22%伸びて32.4億ドルになった。収益の伸びもまたすごい。
モバイル送金決済のVenmoの取扱高は94億ドルで、前年同期比93%。この第3四半期には、大手銀行が主体となってはじめたモバイル送金決済のZelleが本格的にスタートしている。この競合をものともせず、快進撃をつづけている。