2017年12月22日17:05
決済サービスプロバイダのゼウスとパイプドビッツは、2017年12月22日から、ゼウスクレジットカード決済サービスと情報資産プラットフォーム「スパイラル」の連携ソリューションを提供開始したと発表した。同ソリューションにより、不正利用防止策が施されたクレジットカード決済機能付き申込フォームの作成が可能となる。
有料セミナーの申込みや会費制イベントの事前申込みができるクレジットカード決済機能付きWebフォームでは、申込情報の管理はもちろん、クレジットカード情報の管理への配慮も高いレベルで求められるという。日本クレジット協会が発表した2017年上半期のクレジットカード不正使用被害額は、118億2,000万円(前年同期比約1.6倍)に上っている。そのうち番号盗用による被害額は85億2,000万円に上り、サイバー攻撃により盗用した情報で本人になりすまし、ネットショッピングが行われる被害が増えているという。
同ソリューションは、データベースと連動したWebフォームが作成でき、高レベルのセキュリティ対策を施した「スパイラル」が申込情報を管理し、ゼウスでクレジットカード情報を管理するため、より高セキュリティなクレジットカード決済機能付き申込フォームを運用することが可能となる。
ゼウスは、独自のネガティブチェックデータベースによる決済状況の監視や、個人情報照合、不正利用検知システムによるトランザクションごとの管理など不正利用に対して常に監視を行っている。セキュリティコードや3-Dセキュアの導入とあわせて利用してもらうことで、より効果的に不正利用を防ぐことが可能だ。申込情報は、メガバンクを含む100以上の金融機関にも採用されている「スパイラル」で管理される。
また、ゼウスでは、専門のサポートスタッフが24時間365日いつでも決済に関する相談を電話・メールで受け付けている。
さらに、「スパイラル」のWebフォーム作成機能を使えば、誰でも申込フォームを作成することが可能だ。決済結果は「スパイラル」のデータベースに反映され、同データベースと連動したメール配信機能より、未決済の方に催促メールを送ることができる。フォームの作成や連携作業、クレジットカード会社の審査などを含め、申込みから運用開始まで最短5営業日で導入できるという。