2010年9月30日8:00
「地域で囲い込め!ICカードのポイント・販促活用に迫る」~CRECER
「ぐるっと」カードで九州地域の活性化を狙う
初年度500加盟店の獲得を目指す
CRECERとフェリカポケットマーケティングでは10月から、九州の地域活性、観光振興、生活利便向上を目的とし、「ぐるっと」サービスをスタートする。
「FeliCaポケットの機能を利用し、高いセキュリティを保ちながら、日常のさまざまな生活シーンで利用していただくことが目的です」(CRECER 山口圭輔氏)
「ぐるっと」サービスは加盟店共通で利用できる「ぐるっとマイル」サービスを標準機能として搭載。店舗独自に利用できるクーポンサービス機能も付帯している。そのほか、FeliCaポケットの機能を利用して会員証・診察券・観光スタンプラリー・自宅やオフィスの鍵カードなど、複数のサービスを一枚に搭載することが可能だ。
「共通マイルは加盟店様ごとに発行をしていただき、加盟店様には1マイル2円の発行手数料をお支払いいただくことになっています。共通マイル・共通クーポンのほかにも、個店レベルでは難しい、数千人・数万人のお客様に向けてのメールマガジン広告を配信できるため、新規顧客獲得およびリピーターの増加が見込めます」(山口氏)
なお、利用するFeliCaカードはぐるっとサービス加盟店で独自に発行。発行手数料は300円となっている。また由布院温泉旅館組合とイオンが9月29日に発表した「ゆふいん湯歩WAON」でも「ぐるっと」サービスを利用することができる。
今後はCRECERが中心となり「ぐるっと」サービスのプロモーション・利用促進・および加盟店開拓を行う。また、九州地区全域へのサービス拡大にむけて、日本ICカードとも協業する。CRECERでは初年度500加盟店の獲得を目標としている。
■関連記事