2010年10月5日12:20
「地域で囲い込め!ICカードのポイント・販促活用に迫る」~国立市商工会(3)
高齢会員の購買履歴を家族にメール配信
「公共料金の利用でポイント付与まで育てたい」
昨年の4月以降は、高齢会員の購買履歴確認による安全・安心機能を追加した。これはくにたちポイントを利用して、高齢会員が加盟店で利用した履歴を1日1回、家族にメールで配信する取り組みだ。
「このシステムは高齢者とその家族の双方の同意が必要となるため、告知が難しい状況ですが、今後は行政とタイアップすることで利用者を増やしていきたいと考えています」(猪俣氏)
当面の会員登録の目標は国立市の人口と同じ7万人。その人数まで達すれば行政側のバックアップもさらに得られると商工会では期待している。
「国立市では市民に健康診断の受診を勧めていますが、市からは健康診断を受けることによりポイントを付与できないか、との相談を受けています。来年の予算では行政とタイアップして、ポイントの新たな利用方法を取り入れていきたいと考えています」(猪俣氏)
商工会では今後、くにたちポイントをいろいろなシチュエーションで利用できるようにしていく方針だ。将来的には、くにたちポイントを利用して公共料金の支払いができる段階まで育てていきたいとしている。
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