2018年6月25日9:00
世界で最もキャッシュレスが進んだスウェーデンで、現金へのアクセスを制度化する議論がもちあがっている。
過度なキャッシュレス社会は、デジタル弱者、特に高齢者の生活を抑圧してしまう恐れがあるからである。とともに、システミックリスクへの対応もある。
銀行法の見直しをおこなっている議会のリクスバンク委員会は、銀行業務として現金引出と日々の現金受付を義務づける法案を提案した。
現在スウェーデンのほとんどの銀行支店では、窓口での現金取扱を中止している。スウェーデン政府が最終的にこの提案を支持するかどうかは未定だ。