2010年10月15日8:00
「ポイントサービスの現在」~カルチュア・コンビニエンス・クラブ「Tポイント」(1)
2013年までに6,000万会員を目指す「Tポイント」
ヤフーとの提携を機にインターネットでの提携拡大を狙う
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」は共通ポイントの草分け的な存在だ。すでに8月末で71社の企業が参画。リアルでビジネスを展開する各業種のトップクラスの企業との提携は概ね、完了している。同社では今後、インターネット分野やメーカーなどとの提携に力を入れる方針だ。
71社、3万5,799店舗が加盟
会員数は3,608万人
CCCのTポイントは8月末現在、TSUTAYAやENEOS、ファミリーマート、すかいらーくなどの71社、3万5,799店舗の提携企業が加盟している共通ポイントサービスである。そのうち、ポイントが貯めることができる企業は25社、貯まる・使える企業は18社、交換できる企業は28社である。
T会員は9月末で3,608万人に達しており、09年9月末と比較して266万人(8.0%)増えている。会員数も日本の総人口の3割弱を占めている。性別ごとの会員数をみると男性は1,819万人(日本男性の総人口の29.3%)、女性が1,788万人(日本女性の総人口の27.4%)。年齢層は20~30代が中心で、20代だけをみると総人口の61.2%に上る。
Tカードの月間利用件数は8月の実績で1億4,138万件となっており、09年8月末比で3,840万件増(37.3%増)となっている。
CCCではこれまで「どんな消費の場面でもTポイントが貯まる」をコンセプトに各業界のトップクラスの企業との提携を進めてきた。すでに一部の業態を除いては各分野のトップクラスの企業と提携しており、「今後はインターネットを始めメーカー、サービス系の提携を進めていきたいと考えています。2013年末までに6,000万会員を達成したい」とカルチュア・コンビニエンス・クラブ アライアンス・コンサルティング事業本部 運営支援ユニット ユニット長の大野健司氏は力を込める。