2018年10月10日19:21
カカクコムは、シンガポールでレストラン向けセルフオーダーシステムを展開するTabSquare Pte. Ltd.への戦略出資をこのほど実施し、カカクコムの持分法適用会社としたと発表した。 カカクコムは海外展開の一環として、 ASEAN地域への戦略出資を続けており、 TabSquareへの出資は3社目となる。
TabSquareは、テクノロジーを用いてレストランの課題解決と生活者の外食体験の向上に取り組むフードテックのスタートアップだ。今回の出資により、同社は食べログの運営により培った飲食業界に関する知見やネットサービス運営のノウハウを提供し、TabSquareのサービス強化や多国展開を支援する。また、同社にとってもシンガポールおよび今後の展開国における、生活者の飲食行動に関するデータやアジア特有の飲食業界に関する知見の吸収が期待できる。さらに将来的には「食べログ」との連携も検討する。
なお、TabSquareセルフオーダーシステムは、市販のタブレット端末に導入可能で、さまざまなPOS・決済システムと連携できる。また、オペレーション効率化や多言語対応により、 待ち時間や言語の課題が解消するという。さらに、AIエンジンを搭載。顔認証等のユーザー識別機能により、嗜好に合わせてパーソナライズされたメニュー提案を行うことが可能だ。また、 蓄積データをもとにした飲食店へのコンサルティングサービスも提供している。