2018年11月27日7:33
日本郵船は、船上で独自の電子通貨による決済・送金が可能なネットワークの構築を検討し、実証実験を行ったと発表した。
船上の不安定な通信環境下においても、陸上からの給与支払い、船上での購買、船員同士や陸上にいる家族への送金を全て電子通貨で行い、さらに船長による決済業務の電子化により、現金の取り扱いで発生していたコスト・タイム・リスクを削減することができるという。
同社では、8月~9月末にかけて、日本カードネットワーク(JCN)と共同で複数回の実証実験を行った。そして現金に交換可能な独自の電子通貨を整備・導入し、同電子通貨を船上で利用できる環境の構築と、電子通貨を簡易に管理できるアプリケーションの提供について、実現可能性や有効性の検証を行ったとしている。