2019年3月1日18:10
Kaizen Platformと大日本印刷(DNP)は、2019年2月20日、資本業務提携契約を締結した。今後両社は、ITにより新しい価値を創出するデジタルトランスフォーメーションの支援を目的に、動画を活用したマーケティングの強化やスマートフォンなどのモバイルサイトでの体験価値の向上など、共同の取り組みを進めていくそうだ。
両社は2018年9月より、チラシの印刷データから動画広告を制作し、チラシの折込と同じタイミングで広告配信する「DNP動画チラシ広告サービス」を提供している。同サービスは、小売・流通・メーカーを中心に企業のプロモーションに導入されている。両社は今回の資本業務提携を通じて、人材交流や技術・ノウハウの共有などによって強みをさらに掛け合わせ、チラシやカタログ等の印刷データやWebコンテンツデータからスムーズかつスピーディーに動画を制作し、広告配信する体制や仕組みを整備するという。
両社は今後、5Gの普及により動画活用の重要性が増すことに加え、キャッシュレス決済等の普及により決済データの活用が拡大していくことを見据え、来店や購買といった生活者の行動データから動画広告の効果測定を行い 迅速に改善していく仕組みを構築していきたいとしている。
さらに、来店や購買のデータを元に、 動画に掲載する商品をタイムリーに差し替えて配信するなど、企業の販促活動において従来の業務フローを変えずに最小の負荷で最適化できるよう、デジタルトランスフォーメーションの支援を加速させていく方針だ。また、デジタルサイネージ等の店舗メディアや、GPS(全地球測位システム)・ビーコン等の位置情報・店頭計測の技術との連携を推進し、店舗への集客と体験価値の最大化を目指す。