2019年5月14日20:22
NHN JAPANは、NHNグループが自社サービス運営で培った長年のゲーム開発ノウハウやインフラ運用経験に基づいて構築した、ゲーム開発に強い統合クラウドサービス「TOAST(トースト)」を、 2019年5月14日より新サービスとして提供開始すると発表した。
昨今のゲーム市場は、 ゲームに求められる品質が高まり開発費が高騰し続けているため収益化しづらいという課題がある。ゲーム開発のフロントエンドはコンテンツの品質を上げるために人件費が高くなり、バックエンドは大量のデータを処理するためのサーバーや管理機能の構築費が高くなる傾向があるという。
「TOAST」は、 ゲーム開発のバックエンドを支援するさまざまなプラットフォームの提供とオープンソースの技術で構築されたインフラを提供する統合クラウドサービスとなる。 「TOAST」のSDKを適用することで、認証、決済、ランキングなど多数のバックエンド機能を自社で構築する必要がなくなるそうだ。また、イベントやキャンペーン時に大量のデータ処理が発生してもインフラが自動的にスケールするため、余分なサーバーをあらかじめ用意しておく必要がない。
「TOAST」は、2019年5月の時点では日本リージョンと韓国リージョンでの提供となるが、2019年末にはアメリカリージョンも提供予定だ。なお、今回、日本でのサービス提供開始を記念して「TOAST」の全サービスで利用できる3万円分のクレジットを進呈するという。