三井住友カードが次世代カード、アプリ機能強化、家族のお財布を集約するキャッシュレス戦略発表

2020年1月16日8:00

三井住友カードは、2020年1月15日に記者説明会を開催し、①次世代デザインのプロパーカード発行、②さまざまなマネーサービスを集約できるWalletサービスの展開、③クレジットカードと連携して家族で利用できるプリペイドカード「かぞくのおさいふ」の提供、という3つのキャッシュレス戦略を発表した。

カード利用者や加盟店起点でサービスを開発

記者説明会では、まず三井住友カード 代表取締役社長 大西幸彦氏が登壇。三井住友カードのキャッシュレス決済戦略は、利用者や加盟店(事業者)といったお客様起点で展開していると話した。そのために、三井住友カードでは、さまざまな決済手段がある中でストレスなく使ってもらえる環境の整備に力を入れている。たとえば、事業者向けソリューションとして、ビザ・ワールドワイド(Visa)およびGMOペイメントゲートウェイと連携して次世代決済プラットフォーム「Stera(ステラ)」を2019年10月2日に発表した。また、10月18日にはデータ分析支援サービス「Custella(カステラ)」をリリースしている。大西氏は、「今後も利用者のニーズにお応えした新しいサービスを出していきたい」と意気込みを見せた。

三井住友カード 代表取締役社長 大西幸彦氏

次世代カードデザインでは「Visaクイックリード」を国内初採用

続いて登壇した三井住友カード 執行役員 マーケティング統括部長 佐々木丈也氏は3つの新キャッシュレスサービスの概要を紹介した。まずは、デザイン性とセキュリティの向上を意識した次世代カードデザインのリリースだ。これまで三井住友カードのカードフェースはパルテノン神殿のデザインが親しまれてきたが、2020年2月3日から、三井住友カードが発行するすべてのクレジットカード(提携カード除く)を30年ぶりにフルモデルチェンジする。

三井住友カード 執行役員 マーケティング統括部長 佐々木丈也氏

 

従来、カードフェースの表面に印字されているカード番号や有効期限は、裏面に記載。「Visaクイックリード」と呼ばれる4桁を4列に表示させる配列を国内で初めて採用している(Mastercard、および裏面の写真入り券面は異なる)。すでに海外では大手金融機関である米国のChase(チェイス)、Bank of America(バンク・オブ・アメリカ)、シンガポールのUOBなどで採用が始まっている。

カード裏面にカード情報を集約

クレジットカードはスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでの日常利用が増えているが、カード番号を裏面に印字することで、その心配もなくなるとした。なお、新カードのデザインは、Visaのシンガポールのデザインチームと共同で開発。“輝かしい未来を明るく照らす”コンセプトとなるそうだ。

カードの発行コストは現行のカードよりも現時点では若干高くなるが、量産化により将来的には下がると見込む

 

「Visaのタッチ決済」を標準搭載、「iD」もサポートへ

新カードには、ISO14443 Type A/B の通信規格に準拠したVisa ブランドの新しい決済手段「Visaのタッチ決済」を標準搭載。すでに三井住友カードではVisaのタッチ決済の搭載を開始しているが、オリンピック・パラリンピック等を契機にさらなる利用者の拡大、加盟店の拡大に取り組んでいきたいとしている。海外ではロンドンやシンガポールの地下鉄などでもVisaのタッチ決済が利用できるため、日本からの渡航者も海外で便利に利用できるとした。なお、Visaのタッチ決済に加え、FeliCaを活用した「iD」も継続してサポートしていく。

フルモデルチェンジした次世代カード。「Visaのタッチ決済」や「iD」をサポート

新カードは2月3日からの新規発行、および既存カードの利用者の場合、同日以降、カード有効期限更新時やカード再製時に、新カードに切り替える。プラチナ・ゴールド・プライムゴールド・一般カードの既存の利用者には、2020年1月30日 17時までデザイン変更予約を受け付けている。

さらに、2020年3月より、インターネット経由でカードを申し込むと、最短5分でカード番号を発行する取り組みも開始する。これにより、発行した番号ですぐにインターネットショッピングが利用できるほか、「Apple Pay」や「Google Pay」といったモバイル決済サービスに登録することで、実店舗での買い物も可能となる。

利用者が拡大する「三井住友カードアプリ」は新機能搭載で大幅アップデート

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