2020年1月16日16:00
NTTデータは、2019年9月2日より、レジで支払いをせずに事前に決済手段を登録しQRコードで認証入店することで、手に取った商品をそのまま持ち帰ることのできる、レジ無しデジタル店舗出店サービス「Catch&Go」を小売業界向けに提供している。このほど、NTTデータのデジタル実験店舗にこれまでのQRコード認証による入店に加えて、「顔認証入店」と「店頭在庫と連携したダイナミックプライシング」を導入したと発表した。
顔認証入店は、顔パスで入店から決済までを可能とし、新たな購買体験を提供する。また、店頭在庫と連携した電子プライスカードによって、適正価格での販売が可能になり、売り上げ向上や廃棄ロス削減を検証する。
今後NTTデータは、デジタル技術を活用した便利で楽しい購買体験を生み出し、同サービスの拡充を加速させていきたいとしている。具体的には、今までECサイトなどオンラインの場でしか実現できなかった個人の嗜好に最適化したリコメンドなど、個々の利用者にあった提案を店舗内で得られたデータで実現し、オンラインと実店舗の垣根を超えた購買体験の提供を目指す。また、NTTデータは同サービスを2022年度末までに小売業界1,000店舗へ導入することを目指す。
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ペイメントナビ編集部
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