2020年5月29日7:00
西日本新聞社(福岡市)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、展覧会や見本市などの主催イベントに、最新テクノロジーを用いたシステム開発などを手掛ける「チームラボ」の時間制来館者システム「チームラボ チケッティングシステム」を導入すると発表した。
時間制チケットのオンライン販売や電子決済によるキャッシュレスを進め、密接、接触の機会を回避させる。今夏からのイベント開催の再開を目指す。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年2月末からさまざまな展覧会やイベント等が中止を余儀なくされ、文化やエンタテインメントの振興に大きな影を落としている。同社が博物館・美術館など集客文化施設のイベントに導入するチームラボチケッティングシステムは、①日時指定で来場者数を制限できる、②電子決済による現金や紙チケットの授受を削減できる、③感染者発生時に来場者に通知ができる―といった特性がある。スマートフォンを使い、 QRコードをチケット代わりとする簡便な仕組みだ。同システムによって、 主催する展覧会や興行のほか、関連会社「西日本新聞イベントサービス」が受託する各種催事において、新たな運営体制を構築していく。自粛生活が続いた九州地域の人々が安心して来場し、これまで同様に文化や芸術を享受できるよう努めていきたいとしている。