2020年6月11日7:00
丸井は、2020年6月10日にメルカリ初となる旗艦店「メルカリステーション」を、新宿マルイ本館にプレオープンした。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、利用者同士が密に接触する可能性が高い「メルカリ教室」やワークショップなどの一部のゾーンは当面の間、休止する。また、店内には除菌スプレーの設置、スタッフのマスク着用を必須とし、利用者が多い場合は十分な間隔を設けられるよう、入場制限などの措置を取りながら運営するそうだ。
同社グループは、アフターデジタル時代のリアル店舗のあり方として、物販中心の「モノを売る店」から、飲食・サービスやシェアリング、D2C(ダイレクトトゥコンシューマー)やコンテンツなど、「体験を提供する店」への転換を進めている。「メルカリステーション」は、デジタルを軸にリアルでの体験やサービスを提供するショップであり、マルイの店舗戦略と親和性の高い取り組みだという。今後は、オフラインでのタッチポイントを拡大してきたメルカリのリアル店舗の出店により、リアルとネット双方から一次流通と二次流通を連携させ、顧客体験の拡張を目指す。
メルカリ教室は、参加費無料で「メルカリ」の使い方が習える教室となる。商品の見つけ方や買い方、不要なモノの出品方法など、「メルカリ」の楽しみ方を講師と一緒に体験してもらうという。
学べるゾーン のワークショップイベントでは、丸井スタッフによる梱包サポートや商品写真の撮影ポイントなど、「メルカリ」について学べるイベントを予定している(新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間利用できない)。
体験ゾーンでは、AR機能を搭載したスマートグラスによる「メルカリ」の会員登録方法や、AR動画を活用したコンビニなどでの発送擬似体験など、テクノロジーによって「メルカリ」を楽しみながら学べる場をサポートする。
あんしん出品サポート(ライブチャット機能)は、「メルカリ」で出品できるかどうか、わからない商品を端末に置くと、メルカリスタッフが音声通話で、該当の商品の出品可否について回答する。
撮影・梱包ブースでは、「出品物を撮影するスペースが自宅にない」、「部屋の日当たりが悪く出品画像が暗くなってしまう」など写真撮影に関するお悩みを解決し、梱包から発送までワンストップで体験できるよう、写真映えする小物や梱包資材・梱包スペースを備えた撮影・梱包ブースを設置する。
かんたん発送ブースのメルカリポストは、売れた商品を投函するだけで発送できる無人投函ボックスだ。自動伝票発行から発送までを体験できる。
メルカリポストプラスは、「メルカリ」の利用・発送に便利な機能をパナソニックのテクノロジーを活用して実現する、次世代型ワンストップ端末だ。売れた商品を梱包して投函するだけで発送できる無人投函機能や、最適なサイズの梱包資材がわかる自動採寸機能、「メルペイ」で梱包資材が購入できる無人レジ機能のほか、顔分析機能も搭載し、年代・性別に合わせた、新宿マルイ 本館で使えるクーポンの発行も行うという。
メルカリ売れ筋サイネージは、「メルカリ」のアプリ画面を模したデジタルサイネージとなる。売れ筋商品紹介やリアルタイムでの取引推移などを表示するという。