「FIRST」が新基盤を構築し「PCI DSS」に準拠(富士通エフ・アイ・ピー)

2020年6月25日17:51

富士通エフ・アイ・ピーは、「FUJITSU 金融ソリューション FIRST(ファースト)」の新基盤をクラウド上に構築し、サービス内容をリニューアルして2020年6月より販売を開始した。

リニューアルした「FIRST」のサービスイメージ(富士通エフ・アイ・ピー)

今回新たに販売を開始した「FIRST」は、クレジットカード等の取引の国際的なセキュリティ基準である「PCI DSS」に準拠している。企業と銀行とのマルチバンク(複数銀行との取引)によるデータ交換に加えて、クレジットカード会社や保険会社など、クレジットカード・金融業界のさまざまな業務で利用することが可能だ。また、保険会社と企業間などにおける保険料請求データの送信など、セキュリティへの十分な配慮が求められる大切なデータの伝送にも、安心して利用することができるとしている。

「FIRST」の利用により利用者は、データ交換や企業間データ伝送の相手先を集約することが可能となり、運用などに関わる負担を軽減できるとしている。

さらに、今回のリニューアルにより、各銀行の口座振替依頼などの伝送受付時間の延長に対応するため、サービス運用時間を24時間365日にした。これによって、銀行に対するデータ伝送への対応はもとより、夜間に行う複数の相手先に対するデータ伝送にも対応可能だ。

なお、「FIRST」は、富士通エフ・アイ・ピーが国内初の金融VANとして1987年に販売を開始した。企業と銀行との口座振替依頼などのデータ交換を実現するサービスとして、現在、70を超えるお客様に利用されているそうだ。

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ペイメントナビ編集部

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