電子マネー「nanaco」とクレジットカード「セブンカード・プラス」の現状は?(セブン・カードサービス)

2020年7月7日8:00

セブン・カードサービスは、国内最大級の年間決済件数を誇るセブン&アイ・ホールディングスの非接触電子マネー「nanaco(ナナコ)」を発行している。また、nanacoにオートチャージができるクレジットカード「セブンカード・プラス」はグループ外でもメインカードとして利用されている。今回は、nanacoとセブンカード・プラスの現状について同社に説明してもらった。

ENEOSnanacoを発行、ドラッグストアへの導入も強化

――現状のnanacoの会員数、利用件数からお聞かせください。
セブン・カードサービス:nanaco会員数は7,020万会員(2020年5月末)、nanaco全体の利用件数は21億5,756万件(2019年度累計)となります。

非接触電子マネー「nanaco(ナナコ)」

――セブン-イレブンにおけるnanacoの利用状況はいかがでしょうか?
セブン・カードサービス:売上高の23.2%がnanaco利用です(2020年2月)。
※1.売上高の44.1%がキャッシュレス決済(2020年2月)
※2.引用:「セブン&アイ・ホールディングス 決算説明会資料(2020年2月期決算)」

――外部加盟店での浸透状況についてはいかがでしょうか?また、昨今強化している加盟店についてお聞かせください。
セブン・カードサービス:20年5月末現在、外部加盟店数は約64万7,500店です。強化している加盟店は以下の通りです。
・ENEOS
昨年のENEOSとJXTGエネルギーのブランド統合によりnanacoが使えるSSが拡大しています。加えて、新たにENEOSnanacoの発行を開始しました。ENEOSnanacoを通じた会員拡大及び、利用促進キャンペーン実施等により取扱高拡大を図っています。
・ドラッグストア
ドラッグストアは電子マネー決済(低額決済)の親和性が非常に高いです。今後も継続して、新規加盟店の拡大、チャージ環境の整備(POSレジでのチャージ、マルチチャージ機の設置等)によりお客様の利便性向上を図りつつ、既存加盟店における利用促進施策を実施し、取扱高拡大を図っていきます。

――2018年10月25日からは、イズミグループが出店する西日本エリアにおいて、イズミの電子マネー「ゆめか」と「nanaco」の相互利用を開始されましたが、その状況についてご説明ください。
セブン・カードサービス:ゆめタウン・ゆめマートおよびSEJでは、双方で決済(nanaco、ゆめカード)できることの告知を強化しています。施策実施時には幟(のぼり)等も双方で展開し相互送客を図っています。

――今後の加盟店の導入予定についてお聞かせください。
セブン・カードサービス:今後の加盟店の予定は以下の通りです。
・「NEXCO西日本」
2020年4月末よりnanaco導入開始しました(チャージも可)。NEXCO西日本および既存加盟店であるNEXCO中日本とも連携をした相乗効果がある施策を実施予定です。

グループ外の利用が7割に、nanacoオートチャージの比率も高まる

――現状のセブンカード・プラスの発行枚数をお聞かせください。また、ディズニーデザインの評判はいかはでしょうか?
セブン・カードサービス:2020年2月末で362万枚、ゴールドカードは約26万人となります。新規発行の約7割がディズニーデザインであり、評価ありと考えています。

クレジットカード「セブンカード・プラス」(JCB)

――グループ外でのメインカードとしての利用は進んでいますか?
セブン・カードサービス:取扱高の比率は、グループ内が約30%、グループ外が約70%です。グループ内での利用はもちろんですが、グループ外においてもメインカードとして利用いただいています。

――セブンカード・プラスは、nanacoオートチャージができる唯一のカードとなりましたが、チャージ利用者の状況についてお聞かせください。
セブン・カードサービス:対象カードを絞りましたが、取扱高全体に大きな変化はなく、当社カードによるクレジットチャージ/オートチャージの取扱高比率が拡大しています。クレジットチャージ/オートチャージへのニーズが依然として高くあると考えています。

nanacoとセブンカード・プラスの稼働率アップに向けた施策は?

――nanacoおよびセブン・カードの稼働率アップに向けてのお取り組みについてご説明ください。
セブン・カードサービス:nanacoは、①利用可能店舗の拡大、②チャージ可能箇所及びチャージチャネルの拡大、③クレジットチャージ/オートチャージの推進、④各種媒体での基本告知の徹底、となります。

セブンカード・プラスは、①新規入会者向け初期稼働促進(入会後早期に稼働を促進することで、その後の稼働率の高止まりを図る)、②既存未稼働(休眠)会員向け稼働促進(未稼働転嫁後早期に稼働促進をすることで稼働率の低下軽減を図る)、③リカーリング取引の強化、となります。

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