水戸ホーリーホック「応援型Tカード」でTポイントが強化資金に、来場ポイントも非接触で付与

2020年8月3日9:20

フットボールクラブ水戸ホーリーホックとTポイント・ジャパン(TPJ)は、2020年8月2日より、Jリーグとして初めて、貯めたTポイントが自動的にクラブチームの応援につながる「水戸ホーリーホックデザインの応援型Tカード」を発行開始した。同日には、発行記念記者説明会が行われた。

左からフットボールクラブ水戸ホーリーホック 代表取締役社長 小島耕氏、ブックエース 代表取締役社長・奥野康作氏

貯めたTポイントの70%が強化支援金に

水戸ホーリーホックデザインのTカードは、水戸黄門の印籠をオマージュし、水戸ホーリーホックのクラブチームロゴをゴールドに、券面は印籠の漆黒を彷彿させるブラックでデザインとなる。82日にケーズデンキスタジアム水戸で開催された2020治安田生命J2リーグ第9節 ツエーゲン金沢戦から応援型Tカード付きチケットを発行している。

応援型Tカードの利用者がカードを提示し、Tポイント提携先の買い物などで貯めたTポイントは、スタジアムの建設やチーム強化など、自動でクラブの強化支援金につながるという。70%が強化支援金となり、30%は運営手数料として差し引かれる。また、水戸ホーリーホックデザインのTカードは、モバイルTカードとしても利用可能だ。

フットボールクラブ水戸ホーリーホック 代表取締役社長 小島耕氏は、「1月に最初の打ち合わせをして、とんとん拍子に進みました。コロナ禍で期間が伸びた中でも関係各社のお力添えもあって素晴らしい応援型Tカード発行に至りました。このカードを広くお持ちいただき、チームの力になってくれればと思っています」と説明した。

Tポイント・ジャパン 代表取締役会長 北村和彦氏はZOOMで参加した。Tポイントは、茨城県でTSUTAYAや川又書店を展開するブックエースとともにTSUTAYA事業を通じて、利用されてきた。茨城県内では6割の人がTカードを利用している。Tポイント・ジャパンでは、2017年より茨城・水戸をホームとする水戸ホーリーホックへの応援を行ってきたが、さらに関係を深めるべく、Jリーグ初となるTポイントプログラム契約を締結し、同じくJリーグ初となる「応援型Tカード」の発行を開始することとなったという。

Tポイント・ジャパン 代表取締役会長 北村和彦氏

北村氏は「応援型Tカードを通じて、さらに多くの方に水戸ホーリーホックを応援して頂き、将来的には“水戸ホーリーホックのJ1昇格“に向けて、クラブチームとサポーター、そして茨城県のみなさまとともに邁進していければと存じます」と語った。

モバイルにより自動チェックインが可能に

ブックエースは、コロナ禍の中、Jリーグ再開後の最初の試合を地元企業として応援したい、という希望をし、8月2日のサンクスマッチを実施した。ブックエースは5年前から水戸ホーリーホックを応援してきたが、当時からサポーターより「水戸ホーリーホックのTカードを作ってほしい」という要望を受けていたという。今回、T会員が楽しめば楽しむほど、水戸ホーリーホックの応援につながるTカードを作るために、Jリーグの応援型Tカードを開始したが、「来場ポイントも非接触で付与され、自動チェックインでできるようになりました。サポーターのみなさまには、安心安全に楽しんでいただければと思っています」とブックエース 代表取締役社長 奥野康作氏は語った。来場ポイントは5ポイント、勝利すると10ポイントが付与されるが、非接触での取り組みは初であるとした。

モバイルTカードについて説明する奥野氏

選手を代表して挨拶した瀧澤 修平選手は「黒ベースに金のロゴは、高級感があってカッコよいと思いました。そして、ポイントは自分のためにしか貯めたことが無かったので、貯めたポイントがチームの応援になることを知って選手としてすごくありがたく思いますし、チームを支持するために毎日Tカードを持ち歩いてくれることは、愛だな、と思いました」と語り、笑顔を見せた。

瀧澤 修平選手

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