2020年8月11日18:14
カンムは、2020年7月31日に11.3億円の資金調達を完了したと発表した。今回は、セブン銀行から11.3億円の第三者割当増資を実施したことで、創業以来の資金調達は累計約44.3億円に到達した。
カンムは2011年1月に創業し、2016年9月にローンチしたオンライン決済サービス「バンドルカード」が主力事業となる。2018年1月にはフリークアウト・ホールディングスと資本業務提携を実施した。
「バンドルカード」は、誰でもカード払いができ、アプリ上ですぐに発行できる点が支持され、専用アプリはローンチから4年間足らずで250万ダウンロードを達成しているそうだ(2020年6月末時点)。今回の新型コロナウイルス流行による経済活動自粛の中でも、巣ごもり需要からくるオンライン決済ニーズは高まり続けており、決済金額は2020年3~6月にかけて月間最高記録を更新したという。
今回の調達により「バンドルカード」の会員獲得を強化するほか、2020年12月にリリースを予定している新プロダクト(「投資×決済」をテーマにした個人向け金融サービス)の開発に投資する。さらに、これらの業容拡大を見越し、人材の採用活動にも注力するという。
なお、既存株主(ISGS、アドウェイズ、ANRI、イーストベンチャーズ、クロノスファンド(現アントレプレナー株式会社)、TLMおよび有安伸宏氏、梅田裕真氏を含めた個人投資家5名と創業者)の構成に変更はない。