2012年2月10日9:00
Facebookが株式公開申請した。これによっていままで霞がかかっていた決済収益が明らかになった。
申請書類(Form S-1)によると、2011年の決済収益(Payments and other fees)は5.57億ドルで、全収益37.11億ドルの15%を占めた。
2010年が1.06億ドル、2009年が1,300万ドルだから、急増していることがわかる。
ただし、Facebookが注記しているように、単純に決済収益を年単位に比較することはできない。というのも、決済ビジネス収益を正確に把握しはじめたのは2010年の第4四半期からである。
さらに、ゲームデベロッパーに対し、Facebook Creditsという共通通貨を使うように統制できたのは2011年の第3四半期からである。
だが、収益の15%というのは看過できない数字である。第4四半期だけでみると17%をFacebook決済が占めている。ソーシャルメディアにとって決済は広告に次ぐ重要な収益源である。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。