2012年8月6日20:00
セキュリティベンダーのフォーティネットは2012年7月31日、中堅企業および大企業の支店向けにUTMアプライアンス「FortiGate-100D」を発表した。
FortiGate-100Dは、キャパシティおよびパフォーマンス面での大幅な向上に加えて、ネットワークの拡張や支店オフィスでの導入展開の拡大を容易に可能にする設定オプションを実現したという。ファイアウォール、アプリケーションの可視化と制御、IPSec/SSL VPN、不正侵入検知/防御、アンチウイルス、アンチマルウェア、アンチスパム、Webフィルタリングを1つのデバイスに統合することで、同モデルはペイメントカードの国際セキュリティ基準である「PCI DSS」をはじめとする法的なコンプライアンス要件を満すと同時に、最新の脅威からネットワークを防御する。
さらに、同アプライアンスは、オンボードストレージを搭載しており、ポリシー準拠のためのデータのアーカイブ、SQLベースのローカルレポートの生成やWAN最適化を可能にしている。WAN最適化は、本社と支店間など、WANを横断してアプリケーションとサーバ間を移動する通信およびデータの量を削減することで、ネットワークパフォーマンスを向上させるという。