2019年6月7日19:00
インターナショナルシステムリサーチ(ISR)は、クラウド型アイデンティティ管理サービス「CloudGate UNO(クラウドゲートウノ)」でFIDO(ファイド)2の認定を2019年6月6日に取得したと発表した。
ISRは、2008年から企業向けクラウドサービスのアクセス制限や認証強化サービスとしてCloudGateを提供しており、2014年のFIDOアライアンス加盟以来、FIDO U2Fに対応するなどさらなる認証強化に努めてきた。そして、今回のFIDO2認定取得にて、ISRは世界初のクラウド型パスワードレス認証サービスを提供する企業として日本からより多くの企業へ、それぞれの企業に合ったFIDO2対応認証デバイスを用いた、パスワードレス認証の普及に努めていく方針だ。
FIDO2(Web認証)は、W3CのWeb認証仕様(WebAuthn)とFIDOアライアンスのデバイス間連携仕様(CTAP)から成る技術仕様で構成され、生体認証デバイスなどを利用してウェブブラウザーを通じたオンラインサービスへの安全なログインを実現する認証仕様となる。 FIDO2を利用した認証では、パスワードの代わりとしてFIDO2に対応した認証デバイスを使用することで、パスワードレス認証が可能だ。
これにより、CloudGate UNOとシングルサインオン連携した他のサービスプロバイダが提供するクラウドサービスにも、CloudGate UNOを介してFIDO2を利用したパスワードレス認証が可能になる。CloudGate UNOユーザーは、これまで利用してきたパスワードを使うことなく、FIDO2対応認証デバイスで認証し、CloudGate UNOから複数のクラウドサービスへシームレスにアクセスすることができる。