2021年8月5日12:00
Fanは、AlpacaJapan、SBI証券と協業し、株式投資にAI(人工知能)を活用したロボアドバイザー「AlpacaROBO(アルパカロボ)」を2021年8月1日より提供している。開始に先立ち2021年7月29日にサービス説明会および記者発表会を開催した。
新たな顧客体験、ビッグデータやAI活用
当日はFan 代表取締役 尾口 紘一が「AlpacaROBO」の特徴について説明した。「AlpacaROBO」は、新たな顧客体験の提供を目指すとともに、ビッグデータやAI(人工知能)を活用するテクノロジーを活用したサービスとなる。国内外の金融機関にAIソリューションを提供するアルパカと、IFA(資産運用アドバイザー)法人のFanが開発したサービスだ。
「AlpacaROBO」は、口座開設が無料で利用できるという。また、投資初心者が利用しやすいよう、シンプルで直感的に分かりやすいUI /UXとなっており、経験を有するIFAにチャットでリアルタイムに相談できる。尾口氏は特徴として、①日本株個別銘柄の強気&弱気シグナル配信、②日本株個別銘柄のポートフォリオ提案、③AlpacaJapanのAI技術、の3点を挙げた。
「強気シグナル(買い時)」「弱気シグナル(売り時)」配信
AIによる「強気・弱気」のシグナルを参考に個別銘柄選びができ、「強気シグナル(買い時)」「弱気シグナル(売り時)」を毎日知らせる。
AIがサイズバランス診断
また、投資対象を時価総額によって分類し、大型株:中型株:小型株を1:2:2の評価額比率で保持してもらう、最適なバランスのポートフォリオを提案している。
なお、アルパカジャパンはAI技術に強みを持ち、SBIグループやミンカブ・ジ・インフォノイドからシリーズB調達を実施。2021年3月には金融イノベーションを表彰する「JFIA 2021」大賞を受賞している。「Alpaca ROBO」は、Alpaca AIが銘柄選択を助けるアドバイザー型のロボアドバイザーとなり、投資活動の難しいところをサポートするつくりとなっているそうだ。