2011年1月25日9:00
中国の勢いはカードにもあらわれている。2010年の銀聯カードの実績が発表された。
それによると、中国国内の銀行が発行したカード(銀聯カード)の2010年取扱高は11.2兆元(約140兆円)で、前年対比46%の伸びとなった。
銀聯のカードはデビットカードが主だが、クレジットカードも含まれている。それにしても140兆円の取扱高とはすごい。兆円規模で46%の伸びというのも驚異的である。
成長要因は大都市だけでなく中小都市にも銀聯ネットワークが普及していることである。加盟店数は40%の伸び、POSは38%UP、ATMは31%増えている。
海外展開では新規21カ国を加え、トータルで104の国と地域で銀聯カードが使えるようになった。銀聯カードの発行金融機関は海外で65。カード発行枚数は1,000万枚を超えた。
中国発行カードの海外利用金額は前年対比75%とこれまた驚異的に伸びている。中国発行の個人向けカード枚数は4.9億枚。ビジネス向けカード枚数は600万枚と急成長している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。