2021年12月28日10:15
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティング(LM)は、「第50回 Ponta消費意識調査」を「Pontaリサーチ」にて2021年11月25日~11月28日に実施した。年末年始に購入・消費したいもの、ポイントサービスの利用意向について調査した。
まず、年末年始に購入・消費したい商品・サービスは、1位が「食品(ふだん食べるもの)」、2位が「食品(お取り寄せなど、特別なもの)」、3位が「外食(食堂・レストラン、和・洋・中ほか専門店)」となった。中でも外食や旅行が増加。特に外食は過去最高となった。昨年よりも新型コロナウイルスの新規感染者数が減少しており、その影響で増加したと考えられる。
消費者の節約志向として、今月の家計の支出を節約したい金額に1円以上を回答した「節約したい」派は、59.1%となり、前回よりも2.0ポイント減少している。
ポイントサービスの利用意向について、いまPontaポイントをつかいたいかについて、全体で「いまつかいたい」が最も高く、42.4%となった。また、「節約したくない」派では、「分からない・決まっていない」が43.6%と最も高く「節約したい」派では、「いまつかいたい」が46.9%と最も高い。節約したい派はポイントを、「節約の手段」や「プチ贅沢という楽しみ」のために活用している傾向がある。
さらに、いまPontaポイントをつかいたいと回答した人に理由を聞いたところ、1位が「節約のため」(44.8%)、2位が「ポイントをつかってプチ贅沢をするため」(36.8%)となった。節約志向別でみると、節約したい派は節約したくない派よりも「節約のため」が24.1ポイント、「プチ贅沢」が14.6ポイント高かった。
Pontaポイントがどれくらいたまったら、つかいたいかについて、「1,001~5,000ポイント」が29.5%で最多、次いで「100~500ポイント」が21.5%となっている。
ポイントのため方について、全体で「アンケートやイベント等に参加して、買い物以外でポイントをためる」(49.3%)、次いで「キャッシュレス決済をして、ポイントをためる」(45.3%)となった。
節約志向別でみると、節約したい派が節約したくない派よりも高い割合となったものは、差の大きい順に、「一度の買い物で、ポイントの多重取りをする」で11.8ポイント差、「ポイントのたまる率が高いキャンペーンを積極的に利用する」で5.8ポイント差であった。一度の買い物で、1種類のポイントをためる以外に、さまざまな手段を活用して、ポイントをより効率良くためる工夫をしている様子がうかがえた。
なお、「Ponta消費意識調査」は50回目の節目となった。今後も同調査を継続して実施していく予定だという。