2022年3月1日19:52
東急とNTTデータが提供する独自の決済・販促ソリューションサービス「. pay(ドットペイ)」と、アイリッジがアプリ向けに提供するファン育成プラットフォーム「FANSIP」が、野村不動産が2022年4月末に開業する大規模商業施設「カメイドクロック」の利用者向けアプリ「カメクロアプリ」に採用されたと発表した。
「.pay」は、販促機能をひとまとめにした、決済連動型の販促ソリューションで、ワンアクションで処理できるQR決済機能、自社ポイント、クーポン機能を提供し利用者の購買データを収集し購買販促に強みをもつサービスとなる。また、「FANSHIP」は、顧客を優良顧客へと育成し、売上・利益を最大化するアプリマーケティングツールで、アプリ上や店舗での利用者の行動、CRMデータなどを取得・分析の上、データに基づく行動情報販促に強みをもつサービスだ。「.pay」と、「FANSHIP」が互いの強みを生かし連携することで、従来の施設アプリでは提供が難しかった購買と行動履歴を掛け合わせた利用者の属性や行動に合わせたプッシュ通知などのアプリ販促を実現できるという。
同アプリは、商業施設「カメイドクロック」の全136店舗のうち、約110店舗で利用可能な利用者向けアプリだが、野村不動産が利用者へのOne to Oneマーケティングの導入を検討する中、店舗限定クーポンの配信や利用者の行動情報・決済データを活用したプロモーションなど利用者それぞれにあった販促が可能な点が評価されたという。
3社は、同アプリの販促機能の拡充やアプリ運用サポートなどを通じ、「カメイドクロック」の利用者、店舗スタッフ、導入施設にとって利便性の高いサービス提供を目指す。また東急とNTTデータは、より一層のアライアンスを強化し、全国の商業施設に対し、2025年3月末までに数十施設での決済・販促ソリューションの提供を進めていくそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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