2022年11月16日7:30
関西を中心に27店舗の金券ショップを展開する甲南チケットは、金券やモノを同社オリジナルのVisaプリペイドカードへチャージして利用できる決済サービス「SELL&PAY」(セルペイ)の提供を、2022年11月15日より開始した。
大都市圏を中心に展開している金券ショップは、独自の価格帯による利便性を提供しており、甲南チケットは年間180万人(2021年度末現在)が利用しているという。
一方、近隣都市部に金券ショップがなく、利用したことがない人がいることもあり、同社では通販型の買取として、同社へ金券を送付するサービスを提供しているが、個別に封筒を用意するなど、手間をかける事もあったという。
今回提供する「SELL&PAY」は、アプリ上でVisaプリペイドカードを提供し、国際ブランドのVisa加盟店で利用可能だ。これにより「金券商品の種別に問わずチャージした買取金額を、商品問わず支払いへ利用できる」という、金券ショップの利便性を、全国の人々が利用できるという。
「SELL&PAY」は、金券ショップの利用が多い人に向けて、買取金額を優遇するサブスク型の「プレミアム会員」を提供する。従来の金券ショップでは、会員組織はなかったが、多数利用する人が「SELL&PAY」の会員に加入することで、買取価格がアップするなどのメリットを還元するそうだ。
また、利用いただいた決済金額に対して最大で1%をチャージ金額に還元するなど、通常の金券ショップでは提供できないサービスや価値を提供するという。
サービス提供当初の「SELL&PAY」は、金券を中心とした買取・決済サービスを提供するが、今後は金券以外の商品も買取する機能を提供するなど、サービスを強化するアップデートを近日中に予定している。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト