2022年12月16日7:50
ペイトナーはW fundをリード投資家とし、 オリックス・キャピタル、 FFGベンチャービジネスパートナーズなど8社を引受先とした第三者割当増資および、 デットファイナンスによりシリーズBラウンドのファーストクローズにて総額約19億円の資金調達を実施した。今回の調達により2019年の創業からの累計調達額は25億円超となる。
今回調達した資金は、 採用・組織体制の強化、 プロダクト開発およびさらなるサービス品質向上のための研究開発に投資する。また2023年春のセカンドクローズに向け、事業シナジーが見込まれる金融機関、事業会社を中心に投資家との協議を継続するとともに、さらなる大規模なデットファイナンスについても協議を継続していく。
ペイトナーは、振込まで自動化した請求書受領サービス「ペイトナー 請求書」、融資や借入が難しいフリーランスの資金繰り改善をサポートする請求書前払いサービス「ペイトナー ファクタリング」を提供している。「ペイトナー 請求書」は2022年9月より提供開始、「ペイトナー ファクタリング」は2019年9月の提供開始から累計申込数が5万5000件を突破している。
今回のシリーズBの資金調達により、スモールビジネスに最適な収支把握と迅速な資金調達を可能とする「キャッシュマネジメントプラットフォーム」の構築を目指し、事業拡大に向けた採用・組織体制の強化、プロダクトの機能拡充を進めていく。
現在は「ペイトナー 請求書」、「ペイトナー ファクタリング」と個別にサービスを提供しているが、将来的にはサービスを統合し、資金繰り・支払いなど、お金の管理に生じる負担を包括的に軽減する、スモールビジネスに特化した「キャッシュマネジメントプラットフォーム(CMP)」の構築を目指すという。2つのサービスを組み合わせることで、お金の入出金をリアルタイムに管理でき、必要な時にすぐに資金調達ができる世界を目指す。今後は、既存の機能に加え、請求書発行、税金振込、給与振込、海外送金の開発も進めていくそうだ。
第三者割当増資引受先は、W fund、オリックス・キャピタル、FFGベンチャービジネスパートナーズ、セゾン・ベンチャーズ、ユナイテッド、SMBCベンチャーキャピタル、Chatwork、アイキューブドベンチャーズとなる(デットファイナンス引受先は非公開)。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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